2011年01月09日

幼犬、幼猫期の健康管理について

新年明けましておめでとうございます。
ともだ動物病院に来て初めての新年を迎えました。
正月から雪を見ました。
当たり前ですが熊本は宮崎と違って雪がたくさん降りますね。
2011年も宜しくお願いします。

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今回は幼犬、幼猫期(生後2ヶ月~8ヶ月)の健康管理について書きます。

◎この頃は体温調節はある程度出来るようになり、起きている時間も長くなって活発に行動を始めます。しかし、依然として睡眠時間は長く、それは心身の成長に不可欠です。
眠っているときは起こさないように注意しましょう。

◎また、歯が生えてくる時期であり、歯茎がかゆいのを物をかんで紛らわそうとします。そこで周囲の物を噛んだり、飲み込んでしまう事故が起こります。危険な物は生活環境から遠ざけてあげるとともに、安全で噛んでもよいおもちゃを用意するようにしましょう。手で遊んだり、噛ませたり、たたいたりするのは大きくなってからのことを考えると避けたほうが良いかもしれません。

◎排泄週間を身につける時期でもあります。普通、食後にもよおすので排泄しそうな様子が見られたら、決まった場所や素材はなるべく変更しないようにしてください。また、トイレと食事の場所が近すぎると排泄したがらないことがあります。人が頻繁に通る場所、うるさい場所も好ましくありません。

◎社会化期ともいって精神的発育のために、様々な刺激に慣れさせていったほうが良い時期でもあります。社会化期に刺激のない室内のみで生活させ、社会化期を過ぎて急に種々の刺激にさらすと、これらに対して強い恐怖心を持ってしまう可能性もあります。ワクチンが済んでいなければ抱っこで散歩に連れて行くのも良いかもしれません。不特定多数の動物が行く場所や、排泄物を避けながら、少しずついろいろな場所や人、健康な犬に慣らすのも良いかもしれません。

by.獣医師 緒方 玲


↓おまけですハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)

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posted by tokuchan at 15:32| Comment(0) | Dr.緒方の「お答えします」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月27日

健康管理について(新生子)

動物の健康管理における飼い主の責任は重大です。病気は動物病院で治療しますが、病気を見つけるのは飼い主です。また一部の治療は飼い主が家で行う事もあります。病気を見つけ出すためにも、治療するためにも、飼い主は動物の体の何処でも触られるようになっていないといけません。。そのためには動物との信頼関係を築いていかなければなりませんし、しつけも必要です。

今回は新生子の健康管理について書きます。

この時期のイヌ・ネコは、1日の9割の時間を眠って過ごします。睡眠は体の成長にとって重要なので、眠っている子は起こさないようにしましょう。

食事は母乳が好ましいですが、母親がいなかったり・母乳が出ないような場合は、イヌはイヌ用、ネコはネコ用のミルクを与えて4~8時間は絶食させないよう。
排泄は自力では出来ません。通常は母親がお尻や腹部をなめて排泄を補助します。
それが出来ない場合は、人間が下腹部をマッサージしたり肛門付近をティッシュで軽く圧迫して補助します。

体温調節もできないため、母親の体に接していないと低体温となって命にかかわります。

母親と長時間(20分以上)離すときは湯たんぽなどで保温しましょう。ただし保温器による低温やけどや熱中症にも注意して下さい。

最後に子供の体が汚れた場合は、洗ってもかまいませんが、シャンプーのにおいによって母親が子育てしなくなることもあります。お湯洗いだけにしてシャンプーは使わない方が良いでしょう。

by.獣医師 緒方 玲


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↑画像が無かったので先週土曜日に生まれたさんご君です。
(tokuchanのお友達のところの子です。初めての出産で飼い主は、舞い上がりともだ動物病院で無事に生まれました。)
↓おまけですでtokuchanちの未稀ちゃん菜緒君です。
おっぱい飲めなかったので人工ほ乳で育てたのでさんご君に比べると成長がすごく遅かったです。)
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posted by tokuchan at 10:16| Comment(0) | Dr.緒方の「お答えします」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月30日

不妊手術について

不妊手術を行うのに適切な年齢について統一された見解はありません。
しかし不妊を目的とした手術は生後数ヶ月から受けられますが、一般的には生成塾前(生後5ヶ月~6ヶ月)が理想的であるとされています。

メリット  
  ・望まれない妊娠を裂けることが出来ます。
    この結果不要な犬や猫として行政機関へ持ち込みが減ることに繋がります。
  ・乳腺腫瘍。子宮蓄膿症、腔過形成や 腔脱(犬)、偽妊娠(犬)など性ホルモン関連の病気の予防になります。

犬の乳腺腫瘍は約50%が悪性ですが、不妊手術の実施時期による予防効果として、初開発情期前が99.5% 1回発情後が92% 2回発情後74% 2.5歳以降はほとんど効果がないとされています。

猫の乳腺腫瘍は、約90%が悪性で不妊手術による予防効果は6ヶ月齢までが91% 7~12ヶ月齢が86% 13~24ヶ月齢が11%、24ヶ月以降はほとんど効果がないとされています。

  ・行動面からみた不妊手術のメリットとして発情時の出血の煩わしさからの解放と発情期周辺の気分の不安定の解消、偽妊娠による乳腺の腫張と乳汁分泌や乳腺炎の解消、猫では激しい鳴き声やすりつき動作の解消などがあげられます。

デメリット
  ・犬では尿失禁、犬猫とも体重の増加傾向があげられますが、適切なフードと量を与えることで解消出来ます。また手術を行うには全身麻酔が必要になりますので、リスクが全くないわけではありませんが、健康状態を確認してから手術に臨むため、それほどの問題はないと思われますが、短頭種、若齢動物や老齢動物では、リスクが高くなります。また縫合糸によるアリルギー反応もミニチュア・ダックスフンドを中心としていくつかの報告が有ります。


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by.獣医師 緒方
posted by tokuchan at 12:34| Comment(0) | Dr.緒方の「お答えします」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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