2016年10月02日

ずっと吐いています。。。

先日「ずっと吐いています。。。」ということで来院した猫ちゃん。

超音波で異物を食べていることが疑われたため開腹すると、こんなものがでてきました。

2016100201.JPG


少しわかりづらいですが、ラッピングなどに使われるリボンです。

細長いので、胃から腸までつながっていました。紐状の異物はほとんどこんな状態になっています。

2016100202.JPG


腸の2カ所を切開し、取り出しました。

術後の回復は問題なく現在は元気に生活をしています。

何気ない私たちの日常にありふれたものでも猫ちゃんにとってはとても興味のそそられるものであったりします。

猫ちゃんと生活したことのある方は経験があると思いますが、私たちの想像を超えることをしてしまったりしますよね(*^_^*)

日頃からおもちゃがなくなっていないか、怪しいものは目が届かないときはしっかり収納するなど気をつけて見ていてあげてください。


by.獣医師 坂本 知亜希
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2016年05月31日

膀胱炎について

まだまだ余震の続く日々が続いています。

先日の地震ではとても怖い思いをしましたが患者さんをはじめ、周りの方々が助けてくださり、いろいろな人に支えられているということを再確認することができました。
わんちゃんねこちゃんも個体差はありますが、怖い体験をしたことでそれぞれにストレスを抱えているようです。
地震直後は嘔吐や下痢、食欲不振が多かったのですがその後夜眠れない、ずっと吠えているなど症状も少しずつ変わってきています。
その中でも膀胱炎は多い症状の一つです。
症状としては血尿、頻尿、トイレではない場所でしてしまうなどがあります。
特にオスの猫ちゃんの場合はひどい場合は尿道詮子(血餅や壊死組織など)や結
石がつまってしまい、おしっこが出なくなってしまいます。おしっこが出ないと
いうことは48~72時間ほどで死に至ってしまうほど危険な状態です。膀胱炎の症
状に加え異常な鳴き声をあげたり、ずっとトイレに座っていたりなどの症状があ
ればすぐに受診されてください。

地震の時とても大変な中、たくさんの飼い主さんが我が子をとても心配して来院
されていました。私たちもいかにペットが大切な存在なのかとても思い知らされ
ました。
わんちゃんねこちゃんたちの存在はとても偉大ですね。


by.獣医師 坂本 ちあき
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2016年01月17日

重度の腹膜炎

最近の症例の話で、胆嚢粘液嚢腫が破れて、重度の腹膜炎を起こしていた症例があったので、そのことについて書きます。もともと、ブログに乗せる予定が全くなかったのと、手術中に写真の余裕がなかったので、すみません手術の写真がありません。


12、3歳の高齢の犬で3日前から吐いていたとのことで来院。
エコーをしてみると
右中腹部あたり、肝臓の後ろの腹腔内にこのようなものがごろんとありました。





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真ん中が白くもやもやした黒い塊、中心から周りに放射状に線をひいたような構造物、、、
これはもしや、、と肝臓をみてみると、


2016011702.jpg



真ん中のCの形をした白いものが胆嚢です。
小さく正常ではない構造で、もやもやと白く縁どられ分厚くしています。

どうも、胆嚢粘液嚢腫がもともとあって、そのためパンパンになった胆嚢が破れ、
内容物が腹腔内に飛び出してしまったものと考えられました。

その後、手術を行ったのですが、やはり胆嚢内容物が飛び出し、胆汁もかなり漏出していました。内容物は粘液嚢腫のものでした。胆嚢は根元ぎりぎりまで広範に破れていました。
また、腹部全体的に充血が酷く、重度の腹膜炎をおこしていました。
そのため、胆嚢摘出・胆嚢内容物除去・腹腔内洗浄をし、術後は完全には閉腹せずに、できるだけ多く腹腔の液が外に排液できるように見ていました。

術後は意外といえばなんですが、すぐどんどん回復していってます。
が、慎重に経過をみているところです。


by.獣医師 緒方
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2019年9月27日と28日は、坂本先生と本田先生がセミナーのためお休みになります。
院長のみでの診療になりますので混み合うと思います。ご迷惑をお掛けします。