2018年04月03日

毛虫の話

桜も散りはじめ、緑が鮮やかな季節となりました。この時期増え始める毛虫ついての話です。毛虫は身近な害虫の代表ともいえる存在で、その毛は不快感をもたらすだけでなく、人を刺して皮膚炎などを引き起こします。しかし、すべての毛虫が人を刺す訳ではなく、刺す毛虫は全体の2%ほどとされています。
刺されないことが重要ですが、刺された場合の対処方法も確認しておきます。
①水道水で擦らず10分ほど流す。(刺さっていない毛、深く刺さっていない毛を取り除く)
②ガムテープなどを軽く張り、引きはがす。これを何度か繰り返す。(テープは毎回取り替え)
③ピンセットなどで刺さった毛を取り除き、抗ヒスタミン軟膏があれば塗る。
④皮膚科を受診する。
アウトドア活動の際には特にお気を付けください。


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by.獣医師 本田
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2018年02月13日

センダンの実

こんにちは!今年は寒い日が続きますね。気候のせいなのか病院でも例年より嘔吐下痢や心不全のわんちゃんネコちゃんが多く来院されました。

今回は誤食についてお話しようと思います。


先日若くて元気なゴールデンレトリーバーが来院しました。

お散歩中にセンダンの実を食べてしまったとの事。

センダン(栴檀と書くそうです)、、、、みなさんご存じですか?

比較的背が高く細長い木で春には白っぽい花が咲き、夏には緑色の実をつけます。

寒くなってくると実は薄黄色になってきて地面に落ちてきます。


よくムクドリなどの小鳥さんが食べていますよね。

しかしながら私たち人間やわんちゃんなどの哺乳類が食べてしまうと死んでしまうこともあるような実は怖い実なんです。

今回わんちゃんは落ちた実をたまたま見つけて食べてしまったようです。


幸い飼主さんが食べてしまってすぐに病院に連れていらっしゃったので催吐処置をして実を吐いてもらうことができました。

飼主さんはセンダンの実を食べてはいけないことを知らなかったそうですが、たまたま通りかかった男性に尋ねたら食べてはいけないものだと教えてくれたんだそうです。本当に男性がご存じで幸運でした。


食べてはいけない植物は意外に多いです。お外の植物だけでなくユリ科やシクラメンなどの観葉植物も中毒を起こしかねない植物です。

植物はわんちゃんやネコちゃん届かない所においたり、お散歩中は拾い食いしないようにわんちゃんをよく見守ってあげてください。


センダンの実ご存じない方はぜひ画像検索してみてください。知っているか知らないかでは大違いです!!




by.獣医師 坂本
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2017年10月16日

ヒアリについて

少し前から騒がれているヒアリについてのお話です。
ヒアリは南米中部原産のアリですが、現在はアメリカをはじめ環太平洋諸国に定着しており、今年5月にはついに日本国内でも発見されました。
問題となるのはヒアリの持つ毒で、刺されると激しい痛みを覚え、水疱状に腫れ、膿が出ます。さらにこの毒はアレルギー反応を引き起こすこともあり、欧米ではアナフィラキシー症例も報告されているそうです。
ヒアリの特徴は、土でドーム状の大きなアリ塚を作る、赤っぽくツヤツヤしている、腹部(おしり)は暗めの色、様々な大きさのアリが混在している、などです。
ヒアリに刺された場合は安静にし、急激に容体が変化する場合には速やかに病院に行ってください。もし怪しいアリを見つけた場合には地方環境事務所等に通報するといいようです。詳しい内容は厚労省のホームページに掲載されていますのでご確認ください。


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(厚生労働省ホームページより)



by.獣医師 本田
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