皆様に悲しいお知らせをしなければなりません。
ツートン(病院の駐車場や、玄関前にふてぶてしく寝ていた白黒の猫)が
10月25日に亡くなりました。2015年の11月に我が家に入り込み、その時が
推定1歳だったので、たった3年の短い生涯でした。
10月22日(月)、「今日は珍しく外に出ないな」と思っていたところ、夜10時頃になって明らかに普段と様子が異なり、(きつくて動きたくない感じ)、急いで診察をしてもらいました。
まだ3歳と若く、前日まで全く元気だったので、まず、交通事故や落下などによる外傷がないことを確認し、FUS(オス猫特有のおしっこが詰まる病気)でもなかったので、一晩点滴をして様子を診ることになりました。
ところが、翌朝詳しい検査をすると、なんとDIC (注1 参照)を起こしていたのです。
それから、どんどん衰弱し、3回の輸血もむなしく、木曜日の夜、私に頭を撫でられながら息を引き取りました。一体、ツーの身に何が起こったのか、訳が分からず、解剖して確認してもらうと...
片方の腎臓は、極端に委縮し、肝臓は変色してカチコチになっていました。
病変を検査センターに送り、病理検査をして得られた回答は、「リンパ腫」。
仕事柄、リンパ腫の猫は沢山見てきましたが、こんなに展開の早い例は初めてです。
もしかしたら、ぎりぎりまで元気な姿を見せてくれていたのかもしれません。
「あの太った猫は最近見ないけど、どうしたの?」と気に懸けて下さる方も多く、もっと早くご報告しなければならなかったのですが、自分でもびっくりするほど
私の心のダメージも大きく、やっと今になって詳細が報告できた次第です。
(実際、これを書いている今も涙、涙ですが...)
私の枕の上で、大の字になって熟睡する姿。
寒い日には、エアコンの温風の真下で万歳をして寝る姿。
近所に回覧板を届けに行くと、まるでワンコのように喜んで後をついてくる姿。
外出から戻ると、「おかえりなさい」と言わんばかりに駆け寄る姿。
抱っこすると、ヘッディングをするがごとく、頭を押し付ける姿。
病院の玄関で、誰が来てもびくともせず、ふてぶてしく寝転ぶ姿。

思い出すたびに愛おしく、涙が止まりません。
ツー、たった2年間だったけど、本当に楽しかったね。
ツーのいなくなった今では、枕が広すぎて、かえってよく眠れません...
注1) DIC: 播種性血管内凝固症候群
様々な重症の基礎疾患のために、過剰な血液凝固反応活性化が生ずるため、生体内の抗血栓性の制御機能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる予後不良の病気
by.ともだ奥
posted by tokuchan at 13:11|
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動物看護士(スタッフ)の日誌
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