カンピロバクターは細菌の一種で、普段は動物の腸内や環境中に生息しています。国内のカンピロバクター食中毒の発生数は多く、昨年度はノロウイルスに次いで第2位でした。例年6月が発生のピークとなっており、本年度も今月の発生が多くなると予想されます。
カンピロバクター食中毒の原因食で最も一般的なものは鶏肉で、汚染された未処理の食べ物を摂取すると、およそ2~5日後に下痢などの症状が起こります。
カンピロバクター食中毒の第一の予防は完全に加熱することです。また、生肉でサラダなどを汚染しないことも重要です。ちなみに鶏卵からカンピロバクターが分離されることはなく、カンピロバクター食中毒の原因とはならないようです。
By 獣医師 本田
【関連する記事】