私は結構な叔母さんです。あえて年は言いません。
うちには、今年チワワ♀13才 トイプー3ワン ♂9才 ♂4才 ♀2才がいます。
私は夫も子どももいませんのでこの4ワンが子供であり家族です。
私の予定では、70才までには、ワン達をみんな全うさせてその後は、ワンとの生活は無理だと自分に言い聞かせています。私が死んだ後にワン達が残されると心配で化けて出なければいけないからと..。(これは夫も子どももいない私の予定です)
ところが今年3月私はなんと余命宣告をされてしまいました。3ヶ月+アルファーと..。全く現実感の無い嘘みたいな話でしたが、最初に診断を受けてしまって紹介された病院でも結局はそのようだと..。
まず考えたのは、母の事とワン達のことでした。
母の事は、姉が最後まで責任もってやってくれるであろうとすぐに思いましたが、ワン達に申し訳なくて..。最後まで観てあげられないと思うとそれが悲しくて慌てました。
安心して託せる人を探さなくてはと..。13才になるチワワのセーラちゃんは、人見知りでうちに人が来るとベッドの下の奥に隠れで絶対に出てこない子です。9才のトイプーのテディ君はくるくる私の周りを回って離れない子です。
4才と2才のトイプーは、人見知りもせず誰にでもなつく子なのでそれぞれに託す人を見つけました。
4才の海ちゃんは、お試しで預けた先がすっかり気に入ったようでした。
湯布院に連れて行ってもらってみんなと一緒に記念撮影♪♪すっかり家族の一員になっていました。
2才の菜々未ちゃんはちっこくて誰にでもなつくので私が逝った後は名古屋のお友達に迎えに来てもらうことに
一番の問題はセーラちゃんです。姉がセーラちゃんとテディ君は見てくれるといった物の絶対に私以外の人間には、抱っこされません。病院で思いました。最終的にホスピスに行くとして他の子には、あえてもセーラちゃんにはもうあえないかもと..。社会性の無い子に育ててしまったので私がいけないのですが..。入院中熊本で地震のニュースを聞きワン達がどんなに不安かと抱き締めてあげられない。夜中それが可哀想で情けなくて泣けました。
さて私です。余命宣告を受けて2週間お城の横の救急病院に入院していましたが、どうしても納得いかず先生に私は別府の野口病院(甲状腺専門で日本一と) に行かないと悔いが残るからと無理言って紹介状を書いてもらい行くことにしました。
その時も最終的に甲状腺の未分化癌もしくはリンパ癌との事でした。この時点でお城の横の救急病院では手術は無理なので一時的に腫瘍を小さくする薬を飲んでその利き目が無くなったときはホスピスに行くしか無いと言うことでした。
野口病院に自分で予約を取り自分で運転して別府まで行きました。
検査と診察今までの検査結果などを踏まえて最初に診断を受けたTクリニックでの腫瘍の大きさは2.5cm お城の横の救急病院では4cm 野口病院では、6cmは、あるとのことで2週間ほどでここまで大きくなるのは未分化としか考えられないと言うことでそのまま入院させてもらうことになりました。
その後色々検査しましたがはっきりしません。MRIの検査の結果わずかに気管と腫瘍の間 動脈と腫瘍の間に隙間があるので取れるなら取るけど無理なときは細胞だけ採って閉じると言うことで手術に踏み切ってもらいました。
未分化の場合野口病院ではこれまでに16人手術して4人助かっていると言うことでした。
甲状腺の未分化癌については検索するとすぐに出てきます。とても珍しい致死率の高い悪性腫瘍です。
手術は2時間45分 普通の甲状腺の手術は1時間未満で終わるので2~3倍の時間がかかったようです。
病理の結果が4日か5日で出ると言うことでドキドキしましたが、ズーと一貫して私死ぬ気がしなかったのです。
結果は、なんと未分化の細胞は無くて乳頭癌というとても進行が遅く取ってしまえば転移も滅多にしない悪性腫瘍しかありませんでした。
先生にもうやることは無いのでいつでも退院して良いと(*^▽^*)
まー人騒がせな1ヶ月でした。ともだ動物病院の皆様特に奥様にはご迷惑とご心配をたっくさんかけました。
私はまだまだ長生きできるそうで、ワン達を最後まで守ることもできるそうです。
とても長い話になりましたが、ワン達を守るためにも飼い主も健康を第一に時には人間も健康診断をして長生きしなくてはいけないと今回のことは、病院嫌いの私に対する戒めだったと思います。
長い話にお付き合い頂いた皆様もいつ思いもかけないことが起こるか解りません。その時に動物たちを託せる人を考えておくことも大切なことかもしれません。
最後までお付き合いありがとうございました。
by.管理人 tokuchan