まさか自分たちの住んでる県でこんな大きな地震が起きるとは思ってもいませんでした。
あの日経験した怖さはみんなずっと忘れることはないと思います。家があって、車があり、ご飯も食べれて、仕事にも行けて、、そんな当たり前の生活が送れることは本当に幸せなことなんだと思い知らされました。
人間でも怖かったこの震災。動物たちはもっと何も分からなくって不安な日々だと思います。
そんな中、患者さんのわんちゃんが震災に合い、保護され、無事にお家に帰っていったという出来事がありました。
まだ生まれて半年すぎのシーズのマミちゃん。不妊手術をして一週間後、
御船の別荘で被災し、そこから行方不明に。
約2週間後、無事に御船の保健所で保護され、飼い主さんの元へ帰りました。
飼い主さんが保健所の方に保護されたときの様子を詳しく聞いたところ、
なんと自衛隊の方が保護してくれたようです。
しかし、聞いてびっくり、なかなか捕かまえることができず、突然、7メートルほどの橋からそのまま飛び降りたそうです。
その場にいた誰もがもうダメだと思いながらも、橋を降りてみると、その場でしばらく失神してたようで、そのあと立ち上がり、歩き出して無事に保護されたそうです。
飼い主さんが保健所へ迎えに行きすぐ病院に連れて来られました。
ダニがついていて痩せてはいましたが、どこも外傷もなく、ものすごい元気のよさにびっくりしました。
2週間もの間、不安でいっぱいだっただろうに、私たちに尻尾を一生懸命振って、、、
その姿に涙が出そうでした。
無事に飼い主さんの元へ帰ることができて本当良かったです。
そして動物を助けてくださった自衛隊の方にも本当に感謝です。
写真は、保護された後のトリミング終えたマミちゃんです(*^_^*)
真っ黒だったんですが、いまは綺麗さっぱり(*^_^*)
まだまだ余震はありますが、一日でも早く動物たちの不安がとれる日を心から願います。
by.動物看護師 生喜みか
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