2016年05月31日

膀胱炎について

まだまだ余震の続く日々が続いています。

先日の地震ではとても怖い思いをしましたが患者さんをはじめ、周りの方々が助けてくださり、いろいろな人に支えられているということを再確認することができました。
わんちゃんねこちゃんも個体差はありますが、怖い体験をしたことでそれぞれにストレスを抱えているようです。
地震直後は嘔吐や下痢、食欲不振が多かったのですがその後夜眠れない、ずっと吠えているなど症状も少しずつ変わってきています。
その中でも膀胱炎は多い症状の一つです。
症状としては血尿、頻尿、トイレではない場所でしてしまうなどがあります。
特にオスの猫ちゃんの場合はひどい場合は尿道詮子(血餅や壊死組織など)や結
石がつまってしまい、おしっこが出なくなってしまいます。おしっこが出ないと
いうことは48~72時間ほどで死に至ってしまうほど危険な状態です。膀胱炎の症
状に加え異常な鳴き声をあげたり、ずっとトイレに座っていたりなどの症状があ
ればすぐに受診されてください。

地震の時とても大変な中、たくさんの飼い主さんが我が子をとても心配して来院
されていました。私たちもいかにペットが大切な存在なのかとても思い知らされ
ました。
わんちゃんねこちゃんたちの存在はとても偉大ですね。


by.獣医師 坂本 ちあき
posted by tokuchan at 16:15| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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