先日院長先生から椎間板ヘルニアの原稿を頂いたとき実は文章の前に未稀ちゃんの事についてコメントいただいていました。
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徳丸さんが、未稀ちゃんを当院に初めて連れていらっしゃった時を昨日のことのように覚えています。兄弟のナオ君とともに口蓋裂がひどく、他院で安楽死を勧められたと言って、目を真っ赤に腫らしていらっしゃいましたね。あれから、14年半、小さい体で、幾度もの手術にも耐え、本当によく頑張りました。頑張ったのは、徳丸さんも同じです。徳丸さんが、一所懸命愛情いっぱいにお世話をされたからこそ、未稀ちゃんは、大きなハンディを背負いながらも、14年半の命を全うできたのだと思います。ご冥福をお祈りします。
未稀ちゃんが、逝ってしまったのは、ちょうどお母さん(徳丸さん)から、「遺伝的な病気がわかりにくにので、少し解説して欲しい」と言われた矢先のことでした。そういえば、未稀ちゃんの口蓋裂も遺伝性のものです。遺伝性の病気も数多くありますので、病院で診察させて頂いた都度にご説明していきたいと思います。
by.院長
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きちんとお礼も言わず申しわけありません。未稀ちゃん菜緒君のこと我が家の他の子達もみんなお世話になっています。ありがとうございます。直接言うとまた涙涙でみっともないので済みません。
未稀ちゃん菜緒君は、2000年8月14日に生まれました。
普通だったらお母さんのおっぱいから離れないと思うのにおっぱいくわえようともしませんでした。慌ててシリンダーで絞ったおっぱいを飲ませてましたが、鼻からふきだしてしまって..。あげかたが悪いんだと思いこんでました。
なんと口蓋裂に気がついたのは生後2ヶ月になってました。大きくなれなくてその頃通っていた動物病院でワクチンを打ち翌日から下痢になり薬もらって飲ませているときに上あごの形が普通ではないと気がつき慌てて病院に..。その場で「生かす価値がない子」と言われ追い打ちのように「こんな子売ったら問題になる」と..。
私は元々菜々ちゃんの子供ほしくてうちの子として育てるつもりの子でしたから売るなんて考えてもいませんでした。
なんだか情けなくて..。この人の目にはそういう風にしか見えてないんだと..。
一晩考えてともだ動物病院に行きました。相当感情的になっていたと思います。涙止まらなくて..。院長先生は、診察後「よく育てましたね」ってこの言葉にどれだけ助けられたか解りません。
生後4ヶ月になった日に菜緒君の手術を2日ほど開けて未稀ちゃんの手術をしていただきました。菜緒君の口蓋裂の方がひどくて手術の翌日菜緒君はよだれ垂らして酸素室に入ってました。内心だめかもしれないと思ったことを忘れません。夜中に低血糖起こしたりと大変だったようですが、院長と奥様が見守ってくださって適切な処置をしていただいたおかげで菜緒君は、しっかり自力でフードを食べられるようになりました。未稀ちゃんは術後の経過は最初良かったのですが、穴がなかなかふさがらず私が焦ってしまって何度も繰り返して手術していただいて虚弱にしてしまったと思います。
上あごの皮膚ってがたがたして硬いのでのびが悪いらしく小さな切り込みを沢山入れて無理矢理引っ張って縫い合わせると言う事でした。未稀ちゃんは、術後くしゃみがひどくて裂けてしまうんです。口蓋の大きな穴があるので14年半食べるのが大変でしたがよく頑張ってくれました。
素人の私がただ菜々ちゃんが可愛いから赤ちゃんほしいととても安易に交配してしまいました。一応いろんなサイトを見て回りへそ脳のしまつの仕方などは勉強しましたが、健康な子ばかりが産まれるわけではないし母胎の危険性など深くは考えていなかったと思います。
しかし未稀ちゃんは、可愛かったです。
神様がハンディがある分みんなにかわいがられるようにとどびきり可愛くしてくれた気がしています。
未稀ちゃん私の娘になってくれてありがとう♪♪
長くなってすみませんm(__)m
by.tokuchan