2013年03月04日

動物の認知症について

IMG_1330.JPG


うえの写真はわかりづらいですが、点滴のチューブです。
普通のチューブと違って管がくるくると回るように作ってあります。
動物専用のチューブです。

入院するわんちゃんねこちゃん達は入院ケージの中ですごしていますが、中にはケージの中で円をかくようにずっとくるくる歩いている子達がいます。
基本的に入院している子達は点滴を長時間つけていることが多く、こういう子達はくるくる回りすぎて自分の足に絡みついてしまったり、チューブがねじれて点滴が落なくなってしまったりします。それを防止するのがこのチューブです。

くるくる円をかいて回る子達はそのほとんどが認知症であることが多いです。

動物にも認知症が増えています。

多い症状は排泄の失敗、夜鳴き(鳴き方が今までと違ったりもします)、旋回、角に頭を押し付けて進み続けるなどです。

ほかには愛情要求の変化や性格の変化(イラつきが増えるなど)など様々です。

ペットの高齢化が進む中、介護が必要な子達も増えてきています。


by.獣医師 坂本知亜希
posted by tokuchan at 17:37| Comment(0) | 動物看護士(スタッフ)の日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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