2011年10月14日

人工肛門

先日人工肛門を作る手術を行いました。その子はラブラドールのラブちゃん:13才オスです。

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昨年6月に便の出が悪いと言うことで来院。色々検査の結果骨盤の中に脂肪肉腫という悪性の病気があることがわかりそのせいで便が出ずらくなっていたのです。去年8月には骨盤を開け、腫瘍の切除をさせてもらいました。しかしすでに腫瘍の広がりがひどく、全部切除できる状態ではありませんでした。その後 股関節脱臼などありましたが、なんとか排便、排尿は出来ていたのです。しかし今年4月より便が細くなり、おしっこが出ないと言うことで再び来院。腔腸や導尿更に滅圧手術をしたのですが、9月末には、どうしようもなくなり人工肛門を作ることになりました。まず尿が出ないので膀胱を開けて尿道カテーテルを留置しました。

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続けて圧迫されている下行結腸を切断、 肛門側を盲端にし、上部を皮下に引き出し排便が出来るようにしています。

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実は今日抜糸に来られました。傷も落ち着き排便、排尿には何の問題もないようですが、人間と異なり毛が生えてきたり、排便袋の装着が難しかったりで苦労されているようです。


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最初はここまでしていいのかという 戸惑いもありましたが食欲もあり、飼い主さんとのコミュニケーションも十分取れて、排便、排尿も順調と言うことから、やってよかったかなぁと思っています。

後は少しでも長くラブちゃんが生きてくれることを願っています。


by.院長
posted by tokuchan at 23:06| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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