2011年04月16日

犬の肥満について①

現在、肥満している犬は多く見られます。これらの肥満は何らかの脂質代謝異常の病気が原因のこともありますが、いわゆる生活習慣病であることが多いです。食事管理や運動が重要になってきます。
肥満は本人は幸せそうなのでそれでもいいじゃないかという考えもあります。
では、なぜ獣医師は痩せたほうが良いですよ。~kgくらいがちょうどよさそうですね。というのでしょうか?
それはもちろん病気へのリスクがあり、健康状態が心配だからです。
では、どういった病気へのリスクがあるのでしょう?
とりあえず列挙してみると、

① 糖尿病
インスリン不足により血糖値が高くなる病気です。生涯インスリンの注射が必要になる可能性もあります。
② 関節・骨・靭帯の損傷
過剰な体重は関節や靭帯に多くの負荷をかけます。様々な部位の関節炎、椎間板ヘルニア、靭帯の断裂などが多く見られます。
③ 心疾患と血圧の上昇
組織量が多いため、血圧を高くして対応する必要があります。それは心臓へ大きな負荷をかけることになります。
④ 呼吸困難
⑤ 体力低下
⑥ 暑さへの不耐性
⑦ 肝機能低下
⑧ 手術麻酔へのリスク
⑨ 皮膚の状態の悪化
⑩ 生活の質の低下
⑪ その他

などが挙げられます。
多くの病気のリスクファクターであり、命に関わることもしばしばです。
by.獣医師 緒方
posted by tokuchan at 19:01| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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