というのは、手術するにあたり、小学4年生の娘さんから下のような手紙を頂いたからです。
(今回お母様にOKを頂いて掲載させて頂きました)
これを読んだ時 子供さんの真っ直ぐな気持ちが伝わり涙が出そうになりました。「どんな些細なトラブルもあってはならん」と、麻酔の時から私自身が付きっきりで、呼吸、心拍、血圧など慎重に監視しながら手術は無事終了。すぐに「終わりましたよ」と電話をかけたのですが、みゅうちゃんはまだ学校から帰っていなくて、それから1~2時間たって「本当にありがとうございました」とわざわざ電話を頂きました。
私達は毎日仕事に追われ、それがごく当然で有るかのように診察をさせて頂いたり、手術でお預かりしたりしています。
もちろんお一人、お一人に「わざわざ来て頂いている」という気持ちを待っているつもりですし、一頭一頭精一杯、治療にあたっているつもりでも有りますが、今回の手術で、改めて初心に返らせて頂いた思いです。殆ど毎日行う手術であるゆえに、私達獣医師はともすれば「ただの不妊手術」と思ってしまうのですが、飼い主さん達にとっては本当に一大事なのですね。
解っていたつもりだったのですが、改めてまた教えられた気がします。
みゅうちゃん、お手紙ありがとう。これからも動物達と皆様の絆を大切に心のこもった治療を目指す病院にしていきたいと思います。
皆様今年1年本当にありがとうございました。
初診に戻ってこれからも診療に携わっていきたいと思います。
どうぞよいお年をお迎え下さい。
by.院長