2010年12月26日

半月板の損傷

先日キャバリア犬4歳の半月板を切除する手術をさせて頂きました。

半月板は、重要な膝の関節内部構造物で膝の衝撃吸収材、あるいは潤滑化としての役割をしています。

普通 前十字靱帯の断裂(以前書きましたが犬によく見られる、膝の重要な損傷です)に伴って、半月板の損傷が起こるのですが、今回は靱帯はきれいなまま半月板が断裂していました。

人の整形外科では、損傷した半月板を縫合し修復することが可能らしいのですが、犬では、半月板を縫合することが難しく損傷した半月板は切除します。

今回、半月板は広範囲に破れており、回復には時間がかかると思いますが、早く回復し元通り走り回れる様になってほしいと願っています。

10122608.jpg


半月板の脱臼も有りましたのでその手術も一緒にしました。
写真は溝を深くしているところです。
by.院長
posted by tokuchan at 11:09| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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