2010年11月27日

猫の水の飲み方

少し前に猫の水の飲み方のメカニズムに関するニュースがあったので、興味深く読ませてもらいました。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、紹介したいと思います
ごく当たり前に見かける猫の水を飲む仕草、実は犬とは違っていたそうです。

米科学誌サイエンスの電子版で発表された研究によると、猫は舌先で水柱を作りそれをぱくっと「食べて」いるそうです。

事の始まりは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のローマン・ストッカー准教授が3年前の朝、飼い猫が牛乳をぴちゃぴちゃと飲んでいるのを眺め、「なぜ牛乳は重力に逆らって猫の口に入るのか」と疑問を抱いたことだそうです。
そこでその仕組みを調べた結果、猫は舌の先を「後ろ」に丸めてアルファベットの「J」のような形で真っすぐ下に伸ばし、先端が水面に触れると同時に、目を見張るような速さで舌を引っ込めていることが判明し、この瞬間舌と水面との間に水の柱ができ、猫が口を閉じるとその水柱の上端が口に入って水を飲める仕組みだったということです。
この水柱は重力の均衡が保たれていて、慣性の法則で容器に戻ります。
猫は平均すると毎秒4回のペースでこの動作を繰り返していました。
研究チームは、猫はどのくらいの速度で水をすくえば力の均衡が保たれるかを知っていると結論付けていて、この研究は数学、流体力学、物理学、工学に基づいており、「猫は少なくとも流体力学について、人間が思っている以上に頭がいい」と述べられているそうです。
ちなみに猫が舌を水の中に突っ込まず、複雑な飲み方をしている一方、ライオンや虎など大型のネコ科の場合、舌を動かす速度はイエネコの半分程度だったということです。

http://www.youtube.com/watch?v=BlhaGk0i4Q8&feature=player_embedded


犬は舌をひしゃくのように丸めてすくい上げて飲んでいて、がぶ飲みしたりすると結構周りにも水がはねがちですが、それとは対照的に猫はヒゲやあごを濡らしたり容器からこぼしたりすることなく優雅に水を飲みますよね。
特に以前我が家で飼っていた犬は水を飲むのがとても下手でいつも水の容器の周りはビチャビチャにしていたので、今うちにいる猫のロボ君は水を飲むのが上手だなぁ~とのんきに犬と猫の違いを感じていましたが上手い下手ではなかったのですね。
もしよかったら改めてご自宅の猫の水を飲んでいるところをじっくり見てみてはいかがでしょうか。
by.獣医師 榛葉智子
posted by tokuchan at 09:46| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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