2010年07月09日

睾丸の腫瘍

睾丸の腫瘍は時々見られます。ほとんどは高齢犬でとくに停留睾丸(睾丸が所定のところに降りてきていない)に発生します。
停留睾丸は、そ経部や腹腔内に位置します。

先月10歳のダツクスフンドが少し太った。健康診断をしてほしいと来院しました。
血液検査、レントゲン、エコー検査などをさせて頂き、お腹に大きな腫瘍(10cm以上)が見つかりました。

睾丸を見ると左の睾丸は正常なのですが右の睾丸がありません。おそらくそのできものは睾丸でしょうということを説明し開腹手術となりました。案の定大きく腫瘍化した睾丸でした。慎重に摘出し事無きを得元気に過ごしています。

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犬によく発生する睾丸腫瘍は、セルトリ細胞腫 間質細胞腫 精細胞腫の3つです。
セルトリ細胞腫と間質細胞腫の一部は悪性です。

セルトリ細胞腫には、エストロゲンを生産して雄犬を雌性化するものがあり、脱毛をおこしたりあるいはエストロゲンの濃度が高い場合、骨髄抑制をおこし悪性の貧血を起こすので要注意です。
ですから停留睾丸の場合は、早期に発見し去勢手術をしておくことが重要です。

by.院長
posted by tokuchan at 21:01| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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