2010年06月29日

エネルギーをいただきました

今回は病院とは直接関係の無い内容ですが、とても感動したことがあるので書かせていただきます。
私は毎週木曜日に異業種交流会のようなセミナーに参加しているのですが、今回は小児科医でありNPO法人NEXTEPの代表である島津智之さんが講師でした。
内容は主にNEXTEPさんの活動の1つである小児の訪問看護ステーション「ステップ♪キッズ」についてのものでした。老人の訪問看護は普及してきた昨今でも小児の訪問看護の普及はすすんでおらず、重度の障害や難病を抱える子供と自宅で生活をすることになった場合、それを支える体制は十分に整っていないそうです。その子供たちと家族の想いをサポートするために設立されたものが「ステップ♪キッズ」だそうです。
獣医療と小児医療は共通点が多いと感じており、「我が子に自宅で生活をさせてあげたい。」「自分がしているのは『介護』ではなく他の親も同じようにされている『子育て』だ。」というご両親の気持ち、そしてそれを支えていきたいという島津さんの気持ちに強く共感しました。
NEXTEPさんの活動は他にも、不登校児サポート事業、異業種交流会・講演会の企画、クリニクラウン(臨床道化師)の啓蒙活動があるそうです。
仕事を通じて社会に貢献していくことが働く意義だとよく言われますが、島津さんは仕事の枠を超えて広い視野で大きく活動され、正にそれを実践されていました。
更に驚くことは、私とたった1歳しか年齢が違わないということ。そして、NEXTEPの原点となる団体は大学生の時につくられていたということ。私が遊び呆けていた学生時代に、ほぼ同じ歳の方がこんなに大きな事への一歩を既に踏み出していたというのは衝撃的でした。
「挑戦することに遅すぎるということは無い」とよく言われますが、島津さんを見て「挑戦することに遅すぎるということも、逆に早すぎるということも無い」のだと感じました。 

大切なのは、「志」「信念」「機動力」「瞬発力」「忍耐力」ですねぇ。



今回も画像がなかったため、全く関係のない写真を。
島津さんが一歩を踏み出された頃と同じ時期、勉学も疎かに弓に明け暮れていた私はこんな感じでした・・・。

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by.Dr福井 健人
posted by tokuchan at 16:33| Comment(0) | 動物看護士(スタッフ)の日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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