高齢の大型犬と言うことで喉頭麻痺を疑い、軽く麻酔をかけ、のどの検査をしました。
思った通り期間の入り口が息を吸う時も吐く時も麻酔しペタッとくっついたまま(正常なら息を吸う時に開き、吐く時に閉じるのです)だったのでこの病気を診断しました。
喉頭麻痺は、大型犬・超大型犬の高齢犬がかかる後天性の病気です。とくにラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、アイリッシュ・セッター、セントバーナード、グレート・ピレニーズ、シベリアン・ハスキー、ダルメシアンなどはかかりやすい犬種です。
典型的な症状は、犬が息を吸うときに特徴的なうなりのような雑音が聞こえます。そしてそれは運動中や運動後がひどいです。
もう一つの特徴は、吠える声が弱まることでやがてしわがれた小さな声になります。
治療は、気管を広げるためにほ施される手術が多く有りますが、今回は、首のところを切開し、抜裂軟骨側方化術という方法で行いました。
翌日より呼吸はずいぶん楽になり、食事も喜んで食べてくれました。
ラブラドールの13歳は、とっても高齢です。呼吸がしずらくとてもきつい思いをしてきたでしょう。快適に少しでも長生きしてほしいものです。
by.院長
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とても参考になりました!
ただ心臓肥大があり手術に耐えれないといわれ手術ができずにいます。
少しでもきつくいようにするほ方法などはあるのでしょうか?