2009年08月29日

認知機能障害症候群

先日来られたMさん宅のラブラドール・レトリーバー(15才)は、一晩中鳴いて寝せてくれないとのこと。そばにいると鳴かないがちょっと離れるとクンクンから始まりそれを知らん顔していると大きな声でワンワンと泣き出すそうです。それが一晩中となると大変ですよね!!
犬や猫も高齢になってくると認知機能障害を起こします。
一日の大半を眠ってこのワンちゃんのように夜だけ鳴くようになったり、粗相をしたりします。また同じ所をぐるぐる回り、角があるとそこに頭を突っ込み抜け出せないこともよくあります。
飼い主さんが夜眠れない、近所迷惑になるほど一番やっかいなのが今回のケースのような過剰な鳴き声でしょう。セレギニンというのが効く事が解っていますが海外の薬でなかなか手に入りません。
中には耐えられず永眠(安楽死)を決断される方もおられます。これは飼い主さんにとっても私達獣医師にとっても難しい決断です。
少しでも快適にそして一日でも長く一緒に生活できるようにお手伝いをするのが私達獣医師の仕事です。
しかし喜びと楽しさに満ちた生活も終わりが近づき病気が進行し治る見込みがなく苦しいときは眠らせてあげるのも、私達が可愛い動物達に示せる最後の思いやりかもしれません。
Mさん宅のラブラドール、今まで愛情をもって育てて来られました。
一日でも一ヶ月でも長くご家族の皆さんとこれまでのように過ごしていけることを願っています。

by 院長
posted by tokuchan at 10:55| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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