暑い日が続いていますね・・・。
昨年まで北海道民だった身としては、暑さが一層身に堪えます。
さて、こんな暑さの中、気をつけなければいけないのが、いまテレビでも話題の"熱中症"です。
人と同じように、動物も熱中症になります。
猫では稀なようですが、犬、特にブルドッグやパグといった鼻が短い種類(短頭種)では注意が必要です。
熱中症になると、主には次のような症状が見られます。
・速い呼吸
・よだれがダラダラと出る
・高熱(41℃以上)
・ぐったりする
などなど。
血便が出たり、血を吐いたりすることもあるようです。
進行するとショック状態になり、命の危険にさらされることにもなります。
もし「うちのコ、熱中症かも…?」と思った場合には、すぐに動物病院に連れていきましょう。
それまでの間、体を水に浸したり、クーラーや扇風機を当てたりして、体を冷やすようにするといいです。
ただし、体を冷やそうと氷を当てるのはNG!体表の血管が収縮して体の熱が逃げにくくなってしまい、かえって逆効果です。
車の中に放置しない、散歩は暑い時間には避ける、など、飼い主さんが注意してあげれば熱中症の多くは防げます。
今年は梅雨明けが早いこともあり、日本全国でも熱中症で病院に運ばれる方が7月に入ってから既に1万3千人を超えているとか。。気をつけなければならないのは、人も動物も同じです。
暑がる様子を撮ろうと、ソヨちゃんを炎天下の中に連れ出してみたのですが、始終元気に走り回っていました(笑)
ソヨちゃんの辞書に"熱中症"という言葉はないようです。
by 獣医師 近藤