2010年12月26日

初心に戻って

昨日久々にメスを執る手が震えました。それも私達の行う手術の中では、最も基本的でこなす数も多い不妊手術でです。私のこれまでの獣医師人生で、何千いや何万頭も行ってきた手術なのですが、本当に緊張しました。
というのは、手術するにあたり、小学4年生の娘さんから下のような手紙を頂いたからです。


10122601.jpg


(今回お母様にOKを頂いて掲載させて頂きました)


これを読んだ時 子供さんの真っ直ぐな気持ちが伝わり涙が出そうになりました。「どんな些細なトラブルもあってはならん」と、麻酔の時から私自身が付きっきりで、呼吸、心拍、血圧など慎重に監視しながら手術は無事終了。すぐに「終わりましたよ」と電話をかけたのですが、みゅうちゃんはまだ学校から帰っていなくて、それから1~2時間たって「本当にありがとうございました」とわざわざ電話を頂きました。

私達は毎日仕事に追われ、それがごく当然で有るかのように診察をさせて頂いたり、手術でお預かりしたりしています。
もちろんお一人、お一人に「わざわざ来て頂いている」という気持ちを待っているつもりですし、一頭一頭精一杯、治療にあたっているつもりでも有りますが、今回の手術で、改めて初心に返らせて頂いた思いです。殆ど毎日行う手術であるゆえに、私達獣医師はともすれば「ただの不妊手術」と思ってしまうのですが、飼い主さん達にとっては本当に一大事なのですね。
解っていたつもりだったのですが、改めてまた教えられた気がします。

みゅうちゃん、お手紙ありがとう。これからも動物達と皆様の絆を大切に心のこもった治療を目指す病院にしていきたいと思います。

皆様今年1年本当にありがとうございました。
初診に戻ってこれからも診療に携わっていきたいと思います。
どうぞよいお年をお迎え下さい。


by.院長
posted by tokuchan at 18:10| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

15町内のミーちゃんのその後 Part2

このブログの中で意外と人気があるのが15町内のミーちゃんです。
「その後どうなりました? 慣れましたか?」と言ってお尋ねが時々有ります。残念ながら答えはNOです。

絶対にさわらせないし、私が1歩でも外に出ればぴゃ~っと逃げてしまいます。ただ「ごはん食べに来たよ~」と言うアピールは、一段と強くなり、ガラス窓の外でしっかり待つようになりました。うちの猫のちゅるんと茂雄とも仲良しです。(あくまでも窓越しの関係ですが)

IMG_0605.jpg

IMG_0604.jpg

IMG_0606.jpg

IMG_0607.jpg


ミーちゃんがやってくる時間帯は、早朝(6:30頃)、昼(13:00頃)、夕方(19:00頃)お夜食(23:00頃)で、この4回の時間帯のうち、必ず3回は、やってきます。
しかも普通のフードを食べた後で必ずおかわりのちくわを要求し、(その場を動かず、ずっとお座りしています)それでも満足できず最後は鰹節でしめて帰ります。

IMG_0627.jpg


おかげでノラちゃんとはいえ最近ちょっとメタボ気味のミーちゃんです!


by.院長夫人
posted by tokuchan at 17:49| Comment(0) | 動物看護士(スタッフ)の日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

半月板の損傷

先日キャバリア犬4歳の半月板を切除する手術をさせて頂きました。

半月板は、重要な膝の関節内部構造物で膝の衝撃吸収材、あるいは潤滑化としての役割をしています。

普通 前十字靱帯の断裂(以前書きましたが犬によく見られる、膝の重要な損傷です)に伴って、半月板の損傷が起こるのですが、今回は靱帯はきれいなまま半月板が断裂していました。

人の整形外科では、損傷した半月板を縫合し修復することが可能らしいのですが、犬では、半月板を縫合することが難しく損傷した半月板は切除します。

今回、半月板は広範囲に破れており、回復には時間がかかると思いますが、早く回復し元通り走り回れる様になってほしいと願っています。

10122608.jpg


半月板の脱臼も有りましたのでその手術も一緒にしました。
写真は溝を深くしているところです。
by.院長
posted by tokuchan at 11:09| Comment(0) | 医療日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする